スキップしてメイン コンテンツに移動

2018.12.イタリア旅行記#2 オルヴィエート・チヴィタ編

前回の続きです。
ホテルに着いたのが日付が変わるかどうかというタイミング。
疲労と時差ボケで早速グダグダになっていましたが、ツアーを申し込んでいたので早朝に起きました。


チヴィタというのは「天空の城ラピュタ」のヒントになったとかいう小さな街です。
山の上にあるのですが、強風に削られて縮小していき、近いうちに消滅すると言われています。
(近いうちといっても、数年とかいう単位ではないと思いますけどね)

オルヴィエートはチヴィタから車で20分くらいにある街です。中世の雰囲気が残る観光都市です。
都市・・というほど大きくもないですけどね。

結論から言いますと、すごーく良かったです。お勧めです。


ガイドさんとの待ち合わせはオルヴィエート駅の駐車場。
テルミニ駅からRV(急行)電車で行きます。
時間にしてだいたい1時間ちょっとです。予定では

テルミニ駅は端から端までまあまあの距離です。
オルヴィエートに行くRVは、かなり奥まったところから出発でした。

車窓からの風景。ローマもちょっと郊外に出てしまうと長閑なものです。

このまま1本でオルヴィエートに行くわけですが・・・。そこはイタリア国鉄クォリティと言うべきか、わずか1時間ちょっとの距離なのに30〜40分くらい遅れました。

本来であれば待ち合わせの20分くらい前に到着するはずが、完全に遅刻。
事前にガイドさんの連絡先を聞いていたので、念の為にSMS。
俺「電車遅れてるみたい。たぶん間に合わないッス」
ガイド「OK、待ってるよ」
※やり取りは英語です。

プライベートツアーなので普通に待ってもらうことができましたが、団体だとどうなっていたんだろう?

無事に合流。
まずは車でチヴィタ方面に向かいます。
写真はヨーロッパでは普通にある(と思う)ラウンドアバウト交差点の標識。

凍結して滑るかもしれんでー。
という意味の標識。

小高い丘の上に街が見えます。
これがオルヴィエートです。

オルヴィエート展望台から、オルヴィエートを眺めたところ。
遠くから見ても中世の雰囲気が残っているように感じます。
ここへは車でしか来ることができません。

iPhoneでズームした写真なので、ちょっと画質が粗いかも。

ズームなしだとこれくらい。
もちろん肉眼ではもっと良く見えます。

農園だと思います。
ガイドさんによるとオリーブとのこと。
この辺りはオリーブが有名なようです。

さて、こちらがチヴィタです。
見たことがある人もいるのではないでしょうか。

これがローマから約2時間くらいの所にあるんですね。
私も会社の同僚に勧められるまで知りませんでした。

ちなみに車の乗り入れは禁止されています。
唯一入れる車は、運搬用の専用車だけとのことです。
原付っぽいバイクは走ってましたが、住民だったのかな。

城壁を超えるまで、だいたい10分くらいでした。
見てわかる通り、途中から急な坂道になります。

数千年かかるものの、山を削るくらい風が強い場所だそうです。
この日は穏やかでしたが、それでも寒かったです。
もし行く機会があれば、防風効果のある服を用意していった方が良いでしょう。

チヴィタの入り口らへん。
時代を感じさせます。

ガイドさんに案内されるまま、昼食です。
レストラン名は失念してしまいました(なんてこった)・・・が、たぶんTrattoria "Osteria al forno di Agnese"という所です。

3種のチーズ盛り合わせにオレンジマーマレード。
奥には様々なブルスケッタ。
赤はトマト、奥のシナモン色のはオリーブ、手前の茶色のはブラックオリーブ。
左の白っぽいのは、オリーブオイルをかけたものです。

オリーブが有名なだけあってうまい!
オリーブオイルを土産に買っていく人も多いそうです。

2種類のパスタ。
パッパルデッレ(平麺パスタ)にはポルチーニ茸が入っています。うまーい。
皿も地元産だったかな、ひょっとしたらオルヴィエートだったかもしれません。

ティラミス2種類。
黄色い方はオレンジピールが入っていました。
これは初めて。

1時間の散策タイム。

散策といっても大通り(大きくはない)は1本だけ。
端から端まで歩いても10分かからないです。

横道から入ったところ。
あっという間に街の端に出てしまいます。

中世の名残を色濃く残してある建物。
ただし窓はガラス張り。

チヴィタの正面から入って左側の端から撮影。
山の上に作られた街なので、見晴らしはとてもいいです。

大きな通りは1本だけですが、横道は多いです。

それぞれ時代の異なる建物。
左側は2階が増築されたのかな?

地下室もありました。
牢獄? もしくは倉庫?

チヴィタの入り口から見て一番奥。
こちらも絶景です。
道がありましたが、下はオリーブ畑でした。

羊がおりました。
彼らがリコッタチーズを生んでいるわけですね。

そして猫。ブルーと白・・・でいいのかな。

2018年現在、チヴィタは住民が5人しかいないそうです。
一方、猫はそれより多く住んでいるそうです。
寒かったので、あまり見かけませんでしたけどね。

山の上だし寒いです。
というわけで、観光客はこのような明るい場所で一休みしていました。

チヴィタの入り口から見て右側の端からの景色。
谷が見えますが、チヴィタももともとは稜線から緩やかに繋がっていたそうです。

チヴィタへ続く道路を反対側から見たところ。
さてほどよく回ったところでチヴィタは終了。
ガイドさんの運転のもと、だいたい20分くらいでオルヴィエートに着きます。

大聖堂。
おそらくオルヴィエート一番の観光地でありランドマークでもあるかと思います。

装飾が細かい・・・どれくらいの期間をかけたのでしょうか。

ヨーロッパで見かけるタイプのクリスマスツリー。
時期としてはクリスマスは終わってしまっていたので、ひょっとしたらこれは解体途中だったのかもしれません。

丘の上の城塞都市だけあって、見晴らしも良いです。

街並みはこんな感じ。
ザ・旧市街。

夕飯もオルヴィエートで。
ツアー催行会社「アーモイタリア」の担当の方が「個人的に、オルヴィエートっていうかイタリアでもっともお勧めする店」と絶賛する、La Palombaにて。
場所はここ
予約もアーモイタリアにお願いしました。

まずはブルスケッタ。
オリーブオイルと削ったトリュフ。
超うまい

そしてカルボナーラ。
こちらも上にふりかかっている黒っぽいのが削ったトリュフです。
抜群にうまい。

「オルヴィエートはオリーブオイルもカルボナーラもリコッタチーズもお勧めだYO」というガイドさんの言葉は間違っていませんでした。
この時イタリアの旅行はまだ2日目でしたが、今回の旅行で一番うまかったです。

ちなみに開店から30分もすると満席になるので、予約することをお勧めします。

レストランからオルヴィエート駅までガイドさんに送ってもらい、そこで解散。
電車でローマに戻ります。
帰りは10分程度しか遅れませんでした。

早朝から夜遅くまで動いていたお陰で、帰りに電車では10分くらい? 寝てしまいました・・。
人がほとんどいなかったので特に何もありませんでしたが、気をつけるべきですね。

というわけでオルヴィエートとチヴィタは終了です。
普段はツアーに申し込んだりはしていないのですが、今回はお願いして良かったと思います。
ガイドさんとは英語でのやり取りでしたが、義務教育でしか英語を学習していない私でもスムーズにやり取りすることができました。

私はあまり地元愛というものはないのですが、ガイドさんといい、webでの担当の方といい、イタリアやオルヴィエートが好きでたまらない、という印象を受けました。
もちろん「イタリアさいこー。ほかはクソ」というのではなく、「ここはコレが絶品で、すごくお勧めだよ!」という、心地よい感じ。
お勧めのツアー会社でした。

さて次回からはローマ市内を歩きます。

コメント

このブログの人気の投稿

【VS2019】ある日急にデザイナーがエラーを吐いた時の対処メモ

仕事でVisual Studio 2019 Communityを使う時があるのですが、ある時、前日まで普通に使えていたプロジェクトのうち、フォームのデザイナがエラーを起こしてしまいました。 --- データが失われる可能性を防ぐため、デザイナーの読み込み前に以下のエラーを解決する必要があります。 このファイルのデザイナーに、デザインできるクラスがないため、デザイナーを表示できませんでした。 --- こんなメッセージが。 結論から言うと直ったのですが、この現象への対処法を調べましたのでまとめます。

今更ながらマキシマムザホルモン「絶望ビリー」出演者が誰なのか調べてみた

ふと思い立ってマキシマムザホルモンの「絶望ビリー」のPVに登場する人たちを調べてみました。 ・・・といっても下記の二組(というか一組と一人)は不明なままです。 【不明な人たち】 ・アコギの二人組 ・フェンスを叩いて叫んでいるマッチョな人 ・アナウンサー ・クイズ番組の回答者(一人は亮君だけど) 【判明した出演者】 ・ビジュアル系のバンド・・・ PARFAIT (複数のサイトで確認。たぶん合ってる) ・アイドル系の女の子・・・ 辰巳 奈都子 ・ヒップホップ系の二人組・・・アンディとジョージ☆(というらしい。真偽不明) ・ギターを弾いて歌っている女性・・・ KIKU ( THE SWEET TRIP というバンドのvo/g) というわけで、全員はわかりませんでした。 個人的にはKIKUという人のギターの弾き方が気になっていたので、名前がわかって良かったですw

シーランド公国の爵位をとってみた

ほとんど出落ちみたいな話ですけどね・・。 ネット上ではフツーに情報としてありますが、 シーランド公国 という(自称)国家の爵位を取ってみました。