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SABATONの2ndアルバム"Attero Dominatus"の題材を調べてみた

SABATONというバンドの1stアルバム"Primo Victoria"の題材を調べてみたのが楽しかったので、今回は2ndアルバムについて調べてみました。

ただしソースはWikipediaと歌詞です。
そんなに間違いはしないんじゃないかと思いますが、参考までに。
※各曲それぞれYoutubeへのリンクを貼っていますが、公式ではないため削除されている可能性があります。

アルバムのラインナップと題材についてのソースは前回同様Wikipediaからにしています。

  1. Attero Dominatus
    いきなりタイトルナンバーです。題材としたエピソードは第二次世界大戦末期「ベルリンの戦い」だそうです。
    "The wings of eagle has be broken"(鷲の翼は折られた)とあるあたり、ナチスドイツが追い詰められている雰囲気が出ています。  ※ナチスドイツの国章には鷲が使われています。

    曲の感じはスタンダードなヘヴィメタル。もちろんSABATONというか北欧メタルらしくキーボードとコーラスが使われています。
     
  2. Nuclear Attack
    直訳すると「核攻撃」。こちらも第二次世界大戦末期です。広島と長崎への原爆投下ですね。
    出だしから"Dropped from Enola"です。Enolaとは広島に原爆を投下した爆撃機の機体名"Enola Gay"のことですね。
    その後歌詞は8/9の長崎への投下についても語っています。

     
  3. Rise of Evil

    1〜2曲目とは違って、ローテンポな曲。8分以上の長編(?)です。
    ドイツ第三帝国と、ナチ党(正式には国家社会主義ドイツ労働者党=NSDAP)の勃興を歌っているとのことです。
    歌詞にも第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約(Lost their pride in Versailles)やホロコーストといったフレーズが入っています。
     
  4. In the Name of God
    テロ国家についての曲です。
    タイトルの通りというか何というか、つまりはアルカーイダターリバーンのことですね。
    "Fight without an uniform and hide in the crowd"(意訳:制服なしで戦い、群衆に紛れる)という歌詞の通り、ゲリラというか民兵の存在を歌っています。

    アルバムのレコーディングが2006年なので対象外と思われますが、今だったらイスラム国(ISIL)も入っていたかもしれません。
    こちらもややスローな曲ですが、ブレイクの入れ方が少しMETALLICAっぽい気がしました。
     
  5. We Burn
    こちらはユーゴスラビア紛争のことだそうです。
    歌詞には旧ユーゴスラビア諸国について明確なフレーズはありませんが、民族浄化や異教徒など、連想させるものが入っていますね。

     
  6. Angels Calling
    第一次世界大戦を示しているそうです。こちらもそれそのものを表現しているフレーズはありませんが・・。

    こちらで紹介しているビデオのほか、Apocalyptiaというフィンランドのシンフォニックメタルバンドが参加(?)しているバージョンもありました。
     
  7. Back In Control

    前作に比べてツーバスでのドカドカが増えた気がする2ndですが、こちらもドカドカ入っています。
    なんとなくJudas Priestの"Painkiller"っぽい雰囲気を感じてしまうのは気のせいでしょうか・・。
    歌詞はフォークランド紛争をイギリス視点から表しています。
    思いっきり"Falkland in our hands"(フォークランドは手に入れた)なんてフレーズが含まれています。
    また"Harrier"や"Vulcan"という言葉もありますが、これはフォークランド紛争に投入された戦闘機・爆撃機の名前ですね。
     
  8. Light In The Black

    国連平和維持軍のことだそうです。
    "Sent into battle to aid strangers in need"(意訳:危機に瀕している人々を救う為に派遣された)という出だしもそうですが、報われるのか報われないのかわからないまま戦地に赴く兵士を歌っているように見えるパワーバラードです。
     
  9. Metal Crüe
    この曲は戦争に関するエピソードではなく、今までのヘヴィメタルに対するトリビュート的なものだそうです。
    コンセプト自体は1stアルバムの最後の曲(Metal Machine)と同じに思えますが、こちらは過去の名曲のタイトルではなく、バンド名が使われていますね。

    Venom、Accept、Nazareth、Rainbow、UFO、Gamma Ray、W.A.S.P...などなど。
    ところでイントロやコーラスや最後の方で聞こえる高い声ははヨアキムなのかな・・? けっこう高い声だけど・・。

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