2018.12.イタリア旅行記#5 カラカラ→マルタ→猫→市場

前回の続きです。

えらい適当なタイトルになってしまいました。

この日は昼食の場所を含めて、5箇所をまわってきました。

まずはカラカラ浴場。
カラカラという名前の皇帝が造営したとのことです。

さすがにホテルからは遠いので、ここへはテルミニ駅から地下鉄B線で行きました。
ローマの地下鉄は治安が良くないということでかなり身構えて行ったのですが、朝ラッシュを過ぎた時間帯だったので空いており、特に何事もなく到着しました。

ちなみに最寄り駅はCirco Massimoです。
TerminiからはCavour→Colosseo→Circo Massimoなので、3駅ですね。

造営されたのは西暦212～216年とのこと。
そんな昔の建物（ほとんど壁だけですが）が残るなんて、当時のローマ人も思ってはみなかったのではないでしょうか。

浴場とは銘打っていますが、Wikipediaによると「娯楽性の高いレジャー施設」だった、というようです。
大江戸温泉物語みたいなもんですかね。行ったことないけど。

謎のアフリカ的なBGMというか効果音が流れていました。
あれは何だったんだろう・・。

隅から隅までくまなく歩くと、たぶん20分はかかると思います。
何処までいっても同じような建物なのですが、さすがに1800年もの。どこの風景も趣があります。

なんとなくエジプト？　中東？　の雰囲気のある床。

最寄り駅Circo Massimoには、その通りチルコ・マッシモがあります。
それがここ。
ただの原っぱじゃねーかと思うかもしれませんが、競技場の跡とのことです。

チルコ・マッシモのそばにある、何やら偉そうな人の像。
建設当時の皇帝なんでしょう・・・たぶん。

そこから徒歩で10分あまり。
マルタ騎士団広場の隣に、この写真のような門があります。
場所でいうとここ。
この門には鍵穴があり、覗くとバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂が見えるのです。

肉眼では見えましたが、iPhoneのカメラでは全然写らなかったです。
天気とか時間帯によっては、うまく写る時もあるかと思います。

これが真実の口・・・ではありません。
マルタ騎士団広場の隣にある駐車場にあった、真実の口っぽい何か。

マルタ騎士団広場から見たローマ市街。
今までずっと晴れていたのですが、たまたまこの日は曇ってました。

テヴェレ川を渡ってみました。

テヴェレ川を渡って7～8分くらいの所にある、La Tavernetta 29 da Tony e Andreaという店で昼食。
一応、旧市街というかそれなりの観光地（ただし治安はあまり良くないらしい）にあるレストランですが、地元の人も多く利用するようです。
名前の通り、トニーかアンドレアのどちらかのオーナーシェフ（かな？）が出勤してました。

料理は安くて量もあって、うまいです。

再びテヴェレ川を渡って、ホテルの方へ。

ローマはトラムも走っています。
公共交通はあまり治安が良くないと聞いていたので、利用はしませんでした。

いきなりの猫。
トッレ・アルジェンティーナ広場にある、保護猫シェルターです。
場所はここ。

世界中のボランティアが集まって、猫の世話をしているとのことです。
このあたりで解説されています。
公式サイトはここ（英語）。

スタッフの方に話を聞いたのですが、保護猫は増えに増えて500匹近くになるとか。

ちなみに健康な猫と、皮膚病や四肢欠損などの傷病猫は、それぞれ二重扉で仕切られていました。

ここでは寄付をすることもできます（ネット経由でもできます）し、猫グッズの販売もしておりました。

シェルターの中だけでなく、遺跡そのものにも自由に出歩いています。
人間は、遺跡の中は立入禁止です。

我が家も捨て猫・野良猫合計3匹ほど飼っているのですが、それでも連れて帰りたくなりました。

遺跡はこんな感じ（なげやり）

トッレ・アルジェンティーナ広場からホテルに戻る途中で見かけた遺構のようなもの。
ローマはほんとに、あちこちに何かあります。

トッレ・アルジェンティーナ広場からほど近くにあるヴェネチア広場。
写真はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
左の方の屋根に4頭曳きの馬車が見えます。
おそらくベルリンのブランデンブルク門にもある、勝利の女神ヴィクトリアではないかと思います。

ヴェネチア広場も人が多いです。
こういう所はえてして治安の心配があるのですが、写真の通りイタリア軍と思われる迷彩服姿の警備があります。
ちなみにこの警備、市内各所で見られました。
手にしているのはベレッタかなあ・・？

ちょうどホテルへの帰り道にあったので、トラヤヌスの市場に来ました。
場所はここ。

作られたのは紀元前100～110年くらいとのこと。
人類最古のスーパーマーケットとのことです。

Wikipediaによると、油やワイン、食料雑貨、魚介類、農産物などを扱っていたとのこと。

1Fの凹みのような所に商品を並べていたんでしょうかね。
興奮してきたな。

中の通路はこんな感じ。
コロッセオの時も思いましたが、2000年近くも保持され続けているなんて、当時の技術ったら呆れるほどですね。

さて、まだローマが続きます。