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猫の譲渡会について#2 トライアルから正式譲渡まで

前回の続きです。
譲渡会でお目当ての猫を見つけたら、試しに短期間飼ってみます。
これを「トライアル」と呼びます。
トライアルを行わずそのまま正式譲渡になるケースもあるようですが、まずはトライアルしてみることを強くお勧めします。

※あくまで個人的な経験をもとにしたものですので、例外も多いと思います。ご了承ください。

トライアルの期間

トライアルは「お試し」なので、期間が決まっています。
ケースバイケースですが、短くて1週間、長くて3週間くらいかと思います。
トライアルの頃のヌテラ(左)・ミルカ(右)姉妹。
慣れない環境なので、ずっとこんな格好で動きませんでした。

飼育準備

まず日程を決めて保護主の方に連れてきてもらいますが、それまでに必要最低限の飼育準備をしておくことが重要です。
猫の餌やトイレはもちろん、ケージやおもちゃ、消耗品・・飼育経験者でも意外と「あっ忘れてた」というものがあります。

特に消耗品ですね。トイレの砂などはすぐに思いつくのですが、ケージに敷くタオルが数枚、掃除用のウェットシート、トイレの後始末用の袋などはいくらあっても足りないくらいです。
あとはキャリングケースも必要かもしれません。

それと、モノではないですが近隣の動物病院も調べておいた方が良いでしょう。
知らない家に連れてこられて過ごすことになるのですから、少なくとも最初の1〜2週間はストレスMAXです。
体調を壊す可能性もありますので、早速キャリングケースの出番が出てくるかもしれません。
というか、我が家はそうでした。

飼育開始

長々と書いてしまいましたが、いよいよ猫がやってきます。
一部例外の個体はいますが、たいていの猫はビビりまくっています。
初日からいろいろい構いまくったりせず、そっとしておいてあげた方が良いかと思います。
まずは「ここは安全な場所だ」と、慣らしてあげましょう。

保護主にはこまめに連絡を

飼っている間はどんな様子か、こまめに保護主の方に連絡しましょう。
我が家では1〜2日に一度、写真を添付して「今日はこんな様子でーす」とメールしていました。
特に何事もなくとも、連絡はしておいた方が良いです。
そもそも商売で保護しているわけではないし、生き物ですので、保護主さんとは信頼関係のみで成り立っていると言っても過言ではありません。
あまり不誠実な態度を繰り返すとNGとなりますので、せめて一言程度だけでも伝えておいた方が良いかと思います。

正式譲渡

さて、特にトラブルなくトライアル期間が終了し、最初の希望のまま里親になりたい場合は正式譲渡を申し入れます。
といっても我が家の場合は「正式譲渡をお願いしたい」と伝えたのみです。

トライアル開始時あるいは正式譲渡時、いくつかのやり取りがあります。
※上述していますが、あくまで私個人の経験から書いています
  • 譲渡の誓約書の記名捺印
    猫を飼うにあたって必要最低限これは守りますといった誓約書へ記名捺印します。
    定期的に保護主の方へ連絡を入れること、脱走防止に務めること等、ごく当然の内容です。
  • 費用の支払い
    猫は、保護から譲渡までに動物病院での検査や診療、予防接種など、多少なりとも費用がかかっています。
    その費用の支払いが発生します。
    だいたい1万〜1万5千円くらいだったかと思います。
    診療内容や餌水トイレを考えると、本当は1万どころでは済まないと思います・・・。
    (ので、我が家ではごくたまに餌などの支援をさせていただいています)
    「もらってやるんだからタダだろ」と考えない方が良いでしょう。
  • 避妊手術
    避妊手術をしていない猫の場合、獣医で避妊手術をする必要が(大抵の場合)あります。
    (その場合、誓約書に記載があると思います)
    オスもメスも発情を迎えると独特の行動をはじめますので、なるべく発情前に避妊手術をしておく必要があります。
    なお避妊手術を行うには、月齢や体重などの条件がありますので、獣医に確認した方が良いです。
    我が家のかかりつけ獣医は、メスの場合、体重2kgを超えたら手術可、としていました。
さて、これらの手続きを経て、正式な飼い主になります。
正式譲渡から1年後のミルカ(左)・ヌテラ(右)姉妹。
けっこう大きくなりました。

飼う時のポイントなども書いていきたいのですが、それはまた別の機会に。
現在のミルカ。3歳。
ずいぶん大きくなりました。
腹を撫でられるのが大好き。

同じく現在のヌテラ。同様に3歳。
こちらも腹を撫でられるのが大好き。

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