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SABATONの5thアルバム"Coat of Arms"の題材を調べてみた

SABATONというバンドがリリースしている曲の題材を調べてみたシリーズです。
今回は5作目。"Coat of Arms"というアルバムになります。
1st 2nd 3rd 4th

今まで通りの調べ方ですが、ソースはWikipediaと歌詞です。
そんなに間違いはしないんじゃないかと思いますが、参考までに。
※各曲それぞれYoutubeへのリンクを貼っていますが、公式ではないため削除されている可能性があります。

アルバムのラインナップと題材についてのソースは前回同様Wikipediaからにしています。
  1. Coat of Arms
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/wtax3Fl-UZo" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    タイトルナンバーですね。SABATONは1曲目をアルバムタイトルにすることが多いような。
    第二次世界大戦におけるギリシャ・イタリア戦争を指しています。
    曲調はシンセサイザー強めのメロディックスピード・・・ってことで合ってるかな。
    平たく言ってしまえば今までのSABATONと同じ路線ということで、それまで聞いていたファンは安心するのではないかと思います。
     
  2. Midway
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/2IMg7mrfmck" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    タイトルそのまんまですね。第二次世界大戦でのミッドウェー海戦を描いています。
    ただしミッドウェー海戦について詳しく語っているわけではないです。もっともあれは戦術というよりも戦略的な要素が多い海戦だったと個人的には思っています。
    1曲目とは異なり、こちらはザクザクとしたリフから始まる、ミッドテンポの曲となっています。
     
  3. Uprising
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/lzeNBRbWXpI" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    第二次世界大戦のワルシャワ蜂起を題材にしています。
    ワルシャワに2回ほど旅行してすっかり好きになってしまった私にとっては深い曲。
    余談ですが、ワルシャワにはそのまんま「ワルシャワ蜂起博物館」というものがあります。
    そこにも行ったことがあるのですが、あまり物見遊山で行く所ではありませんでした・・。
    歌詞はそのワルシャワ蜂起の悲惨な様子を描いています。博物館で見たり聞いたりしたものと符合している部分が多かったです。
     
  4. Screaming Eagles
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/eFO0Xo9TZ54" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    第二次世界大戦の有名なエピソードに「バルジの戦い」があります。
    「バルジの戦い」はいくつかの場所で戦闘が起きたのですが、その中の「バストーニュの戦い」がモチーフになっております。
    更に詳しく言うと、この戦いでドイツ軍に包囲され、あわや全滅の危機に陥った第101空挺団のことを指しているようです。
    話はそれますが101空挺団は映画やドラマにも登場することが多いですね。たとえば「プライベート・ライアン」のライアン二等兵(マット・デイモン)が所属していたり、「バンド・オブ・ブラザース」も101空挺団の転戦を描いています・・・というかこれ両方ともスピルバーグ作品ですね。いま気づいた。
    緊張感のあるスピーディな曲です。ある意味ハイテンション。でも途中で"Panzerkampfwagen"(戦車)とかいきなりドイツ語が出てきたのはちょっと笑いました。
     
  5. The Final Solution
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/_O3awC4mv4Q" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    第二次世界大戦中、最も悪名高いホロコーストについての曲です。
    歌詞にも"Kristallnacht"(水晶の夜)だのAuschwitz(アウシュヴィッツ)だの、直接的なワードが出てきます。
     
  6. Aces in Exile
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/8QwkyKS3dng" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    第二次世界大戦において、ドイツ軍によるイギリス制空権獲得作戦となった「バトル・オブ・ブリテン」についての曲です。
    厳密には、この「バトル・オブ・ブリテン」に参加した、イギリス空軍の外国人パイロットについて語っています。
    当時はポーランドやチェコスロバキア人など、様々な国出身のパイロットがイギリス空軍に属していました。
    SABATONらしい、勇壮な曲調となっています。
     
  7. Saboteurs
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/EpbXGZvXIgo" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    ドイツによるノルウェーの重水工場破壊工作の曲です。
    ヨーロッパでは割と有名なエピソードなのか、Amazon プライム・ビデオでも作品になっていたりします
    曲はもちろんというか、工作員側に立ったものとなっています。
     
  8. Wehrmacht
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/CHwKUClcVig" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    "Wehrmacht"はドイツ国防軍のことを指しています。
    曲はナチスドイツ(ドイツ第三帝国)がドイツ兵にもたらした影響を語っているようです。
    否応なくナチズムに染まってしまい、戦場に送られてしまった国防軍兵士を歌っている・・・という理解で良いかと思います。
    SABATONにしては少し珍しい切り口のようにも思えます。
     
  9. White Death
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/s43yLMgXXOU" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    直訳すると「白い死神」。冬戦争でのフィンランド狙撃兵であるシモ・ヘイヘを歌っています。
    曲もヒロイズムを感じさせます。
     
  10. Metal Ripper
    <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/FQNVraMtNes" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    こちらは毎度おなじみとなった、それまでのメタル曲のトリビュートです。
    "Highway to Hell"や"Mr. Crowley"だの、何処かで聞いたような言葉が入ってますね。しかも途中でOzzyのCrazy Train的な「ハハハハ・・・」も入っています。

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